Nicholas Nickleby 耳読書

Nicholas Nickleby

耳読書終了36時間20分!なかなか長かったけど全然飽きずに最後までわくわくして聞けました。ただやはり長期連載物らしく本筋には関係ない寄り道や「ここはページ埋め?」という他愛のない会話や描写が時々あります(笑)。クラムルズ一座やリリヴィック氏の話なんかまるっと寄り道では……いや楽しかったけど。とにかく…
須賀敦子『ユルスナールの靴』

須賀敦子『ユルスナールの靴』

作家ユルスナールの生立ち、米国への意図せぬ移住、作家の精神的成熟が構想作品の実現に見合うまでの長い道のり、登場人物の歴史的・宗教的背景……。そこにノマドとして欧州の宗教観、精神世界を理解しようと長年もがいた著者自身の若き日の実体験、あるいは年齢を重ねて訪った旅先でほどけるように開けた景色が金糸のよう…
Wuthering Heights (2011) 映画

Wuthering Heights (2011)

『嵐が丘』豊かで容赦のない自然と沈黙の語り掛けて来る美しい映画でした。 剥き出しの自然の中で子供時代のかけがえのなさ、魂の繋がり、理不尽への怒り、憎しみ、悲しみが無防備にまるごと放り出されている様がよるべなく、同時に重い。 (ただ子役と大人役の繋がりが悪いなあ。 キャサリンは顔が似ていなさすぎるし、…
お嬢さん (2016) 映画

お嬢さん (2016)

まだ手仕事してるのでNetflixで何か観よっとスクロールしてたら、これは!数年前に話題になって観たかった『お嬢さん』ではないですか! (英題は'The Handmaiden') 植民地時代、和洋折衷の薄暗いお屋敷、閉じ込められた深窓の令嬢、薄布のドレス、真っ白なレース。百合!Oh...What's…
Anna Karenina (2012) 映画

Anna Karenina (2012)

取り敢えずマカロンケース仕上げようと、手を動かしながらNetflixで2012年のアンナ・カレーニナを観る。 中学生の時にざっと読んだ切りなのでうろ覚えだったのだけど、ここは覚えている…という場面ばかりだったので、多分人の心に残る映像化しやすい場面が明確なんだろうな。 舞台、舞踊、絵画と様々な手法で…
Great Expectations by Charles Dickens 耳読書

Great Expectations by Charles Dickens

Audibleで。ディケンズは映像化された作品が多いので、話知ってるからなあ…って読まないできちゃったんだけどやっぱり小説は細かな人物描写が本当に素晴らしいな。 まだ序盤だけどジョーがピップのお姉さんに云い返さない理由で自分のお父さんの話をするところ涙が出ちゃった。 マット・ルーカスの朗読も善き。(…
Orlando (1992) 映画

Orlando (1992)

自分を甘やかすプロジェクト(?)続行中で(もういいんじゃないかという声には耳を貸さない)昨夜は一人で夜更かしして映画Orlandoをようやく観ました。 はーティルダ様の美しさ!生ける絵画!人類の宝! 90年代初頭のまだCGが使われていない豪奢な画面…。衣装の素晴らしさ!(舞台衣装大好き人間) ストー…
服部まゆみ『この闇と光』

服部まゆみ『この闇と光』

読了。久々に日本語の本。 父王からの濃密な愛情と闇に閉ざされた館で育つ囚われの王女。 凝った構成で章ごとに謎が解明していく。 事態の急変後の主人公の戸惑いを通じて虚構と現実のどちらに人の心の『真実』が存在するのか、その危うさに気付かされる。 面白かった。 のですが、私はカバー裏を最初に読んじゃったの…
Neverwhere by Neil Gaiman

Neverwhere by Neil Gaiman

今はニール・ゲイマンのNeverwhere読んでるんだけど、お話~!って感じのスピード感。 こういう感じの本を読むのは久々なので、えっまだ本最初の方だけどこんなに色々起こって大丈夫?ってなってる。 ニール・ゲイマンの色々説明しない癪だけど小気味よい不親切さ。中二ハート沸き立つ!(04/03/2020…
Orlando by Virginia Woolf 耳読書

Orlando by Virginia Woolf

今の耳読書はVirginia WoolfのOrlandoです。 ウルフはね~Jacob's Roomを大学の時に読もうとしたんだけどね~二章目頭(確か)の汽車に乗ってるところで「出来事…何か出来事が起きてくれないと…」と挫折してから読んでなかったんです。が!Orlandoは出来事が起こりまくっててエ…