服部まゆみ『この闇と光』

読了。久々に日本語の本。 父王からの濃密な愛情と闇に閉ざされた館で育つ囚われの王女。 凝った構成で章ごとに謎が解明していく。 事態の急変後の主人公の戸惑いを通じて虚構と現実のどちらに人の心の『真実』が存在するのか、その危うさに気付かされる。

面白かった。 のですが、私はカバー裏を最初に読んじゃったのである一点を抜かして多分こうなのでは?と思っていた通りであった(これ止めて欲しいね…) あとインセスチュアスっぽいものが凄く苦手なので最初の章はゾゾ気を立たせながら読みました。実際には無いんだけど雰囲気がね…。

出来れば子育てする前に読むべきですね~。

3歳児…おむつ取れてないな…地獄のトイレトレーニングどうしたんや…子供なんてどう育てても思い通りに育つもんじゃないよ…こんなに聡明に育つには知的刺激が少な過ぎる…とか気になって気になって。 観念としての子供が気にならない人なら大丈夫。

(レイアちゃん、Audibleがある時代だったら良かったのにね~)

(11/11/2020 過去のツイートから転載)

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