Cannery Row by John Steinbeck
02/10/2021
29/07/2022
ひとの、世界の、生きることの美の髄を抽出して濾した、澄んだ極上のスープのような作品。 弱く、優れておらず、素晴らしくない命の美しさ、かなしさ、痛み、喜び、儚さへの讃歌。
短い作品だけれども読み進むのが惜しく、ゆっくりと一文ずつ味わいながら読んだ。 眠い時に読むと取りこぼしそうで勿体なく、章の終わりが近そうな時でもすぐに置いて寝るようにしていたほど。
“Even now, I know that I have savored the hot taste of life
Lifiting green cups and gold at the great feast.”
Black Marigolds quoted in Cannery Row Translated from the Sanskrit of Chauras