服部まゆみ

服部まゆみ『この闇と光』

服部まゆみ『この闇と光』

読了。久々に日本語の本。 父王からの濃密な愛情と闇に閉ざされた館で育つ囚われの王女。 凝った構成で章ごとに謎が解明していく。 事態の急変後の主人公の戸惑いを通じて虚構と現実のどちらに人の心の『真実』が存在するのか、その危うさに気付かされる。 面白かった。 のですが、私はカバー裏を最初に読んじゃったの…